施主様は天照院の信徒様で、とても信心深い御夫婦のご子息です。
元々の家屋を壊す時(天照院では還着式と呼んでいます。)と地鎮式、棟上札といずれも誠心誠意、お参りさせていただきました。
上棟式は略されるとの事でしたので、御札のみの奉納となりました。
家屋には人々と同じように思い出が残っていると思います。
そして、住むための家を建てるということは、単に山から木を切り、専門家の手で組み上げていく。
そんな簡単なことではない気がします。携わる全ての人々が大自然の命に心から感謝し、家に住む人達の希望や夢、明るい未来を願い、新しい命を吹き込んでいく。
今まで同じ時間を過ごし、雨風から守ってくれた家に・・・住まわせていただいている土地の神に・・・そしてこれから、長い時間を共に過ごし守ってくれる新しい家に・・・全てが感謝です。
だからこそ、神仏にきちんと祈るということが、大切なのだと私は思っています。
棟上の時(上棟式 今回は御札のみ)
※ 法衣は白素絹です。
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