2014年5月31日土曜日

気づくこと

五月なのに・・・真夏日。 自然は地球は大丈夫なのだろうか・・・。
自然界だけではなく、人間もまた大丈夫だろうか・・・。

現代を生かされている私達。様々な「苦」を感じています。
それは決して、時代や他人のせいだけではありません。
この世は「因果応報」です。自分自身の中にも気づくべき原因があるのではないでしょうか。

昨今、親子間のご相談が増えています。その中でも親のエゴイスト化が目につきます。

子供は親の私有物ではありません。意思を持つ1人の人間です。

「しつけ」という名のもと自由を奪われた子供たち。その環境で育った大人たち。
容姿は立派な大人ですが、幼い時に育てられるはずの心は成長しないまま。
表情や感情を失い、自分の思いを人に伝えることが出来ない。自分の意思で物事を判断、決断することが出来ない・・・まるで「人形」のようです。

親という漢字は「木の上に立って見る」という意味からきているそうです。わが子を愛し成長を見守ること。親にとって、都合の良い子を育てる意味ではありません。

それぞれの心を省みることが重要な時なのだなとつくづく感じます。








2014年5月23日金曜日

唯々感謝

久しぶりのブログ更新です。

4月に入り、消費税が8%になり、今まで順調に使えていたパソコンを使わないほうが良いという時期がきてしまいました。実に困りました・・・。しかし、「使ってないパソコンがあるから。」とIT企業の社長様のご厚意で、御奉納いただきました。本当に有難いことです。そのおかげで今ブログを更新できているのです。心より感謝申し上げます。

そして、日頃から天照院のためにご尽力いただいている信徒の皆様より、掛け軸を御奉納いただきました。「本堂ではなく、出張して行う坐禅会や祈願のお参りの時、御本尊様としてお参り下さい。」と仰せになり、納めて下さいました。唯々感謝・・感謝しかございません。




天照院では今まで仏教を説かれたお釈迦様のお姿を仏像・仏画いずれもお祀り出来ておらず、
「ご縁があればいつか天照院に来て下さるはず。」と信じ、御本尊様を通してお釈迦様を拝ませていただいておりました。
そんなある日、お軸を御奉納いただいたのです。
釈迦如来と十六善神が描かれたお軸。 日頃、大般若理趣分というお経をあげさせていただいていたおかげかも知れません。


開眼供養も無事に終え、この仏様が永久に皆々様を照らし続けて下さることを祈念申し上げます。