2016年6月13日月曜日

初めての試み

7月・8月はお盆月です。
お盆には大切なご先祖様達がこの世の子孫達の元にお帰りになります。
仏教行事の中でも非常に重要なお参りですので、菩提寺の御住職に読経をお願いしましょう。

さて、この時期になると、テレビなどでも心霊・怪奇現象の番組が増えてきます。
怖い話で暑さをまぎらわす目的があるのかも知れませんね。

天照院では今年、初めての試みとして『真夏の夜の怪談供養会』が開催されます。

平成28年 7月23日(土) 17時~20時頃迄  於:天照院本堂

申し込みは不要ですが、先着30名迄とさせていただきます。

実話を基に、それぞれが語ります。ただ、恐怖体験を話すだけではお寺で開催する意味がありません。恐怖を感じる怪奇体験は、成仏出来ず彷徨っている霊・死を受け入れることが出来ない霊など、様々な魂があるから起こりうるのだと思います。きちんとご葬儀をして菩提寺の御住職や御縁のある僧侶から引導を渡されている魂ばかりではないということです。
ですから、お話に出てきた霊や未だ彼岸に渡れずにいる方々のためにも、会の終わりには参加者全員で仏様のお導きを授かるべく、御回向のお参りをさせていただきたいと思っています。

生きとし生けるものは、必ず死を迎えます。皆平等に旅立つ日は訪れます。
このような話を通して仏様の有難さ、祈ることの大切さを感じて、ご供養することの重要さを知っていただけたらと思います。


2016年1月21日木曜日

心が温かくなりました。

寒い日が続いておりますが、心が温かくなる出来事がありました。

先日、あるご家族のペット法要をさせていただきました。
ご主人様をはじめご家族の誰もが、たくさんの癒しや喜びをくれたペットは大切な家族だとおっしゃり、年回ごとにきちんとお参りをされています。
ご家族様の亡きペットへの深い愛を感じながら御回向させていただきました。

その法要後、小学生の可愛い少年から手紙をもらいました。
そこに書かれていた言葉。

「今年もかわいそうな動物たちのごくようをおねがいします。」

年間に想像を絶する数の動物達が亡くなっています。
動物の手足を切断するような、矢を射るような虐待をする人間がいる事実がニュースで報じられます。そんな中、小学生の少年からもらった手紙。

本当に心が温かくなりました。とても嬉しくて、とても感動しました。

この少年は以前の法要後にも、道路でひかれて死んでしまっているかわいそうな猫たちにお経を上げてほしいとの手紙をくれました。
驚いたのはその手紙と一緒にお小遣いからであろうお布施まで入っていたこと。
手紙は有難く頂戴しますが、子供からお布施は・・・とご両親に相談したところ、子供の気持ちなので。と仰せに・・・。謹んで御宝前にお供えし、人災・天災により亡くなった全てのペット達、この世の全ての魚鳥獣達の為に祈らせていただきました。


ペットは大切な家族の一員です。
人の命も、動物の命も大切な1つの命です。
かけがえのない尊い命です。

最近ではペットのご葬儀・年回法要を依頼されるご家族が増えています。ペットと共に過ごした時間を思い出し、感謝しながら手を合わせておられます。とても素晴らしいことだと感じています。

私が出会った少年のように、心優しい子供が増えてくれたらどんなに良い世になるだろうか、是非、そうなってほしいと願い、御神仏に祈りました。


2016年1月3日日曜日

新本堂で初めてのお正月

新年明けましておめでとうございます。

天照院が建立されて初めての正月を迎えました。
正月のお参りを仏教では「修正会」といい、新しい年が豊かになるよう祈願のお参りをします。

初の修正会はどのようなものになるかわかりませんでしたが、夜通しのお参りにも関わらず、御参拝いただきました。
参拝後、子供も大人も一緒に温かいすいとん汁を食べながら笑顔いっぱいの年明けとなりました。

本年も感謝から1年が始まりました。