7月・8月はお盆月です。
お盆には大切なご先祖様達がこの世の子孫達の元にお帰りになります。
仏教行事の中でも非常に重要なお参りですので、菩提寺の御住職に読経をお願いしましょう。
さて、この時期になると、テレビなどでも心霊・怪奇現象の番組が増えてきます。
怖い話で暑さをまぎらわす目的があるのかも知れませんね。
天照院では今年、初めての試みとして『真夏の夜の怪談供養会』が開催されます。
平成28年 7月23日(土) 17時~20時頃迄 於:天照院本堂
申し込みは不要ですが、先着30名迄とさせていただきます。
実話を基に、それぞれが語ります。ただ、恐怖体験を話すだけではお寺で開催する意味がありません。恐怖を感じる怪奇体験は、成仏出来ず彷徨っている霊・死を受け入れることが出来ない霊など、様々な魂があるから起こりうるのだと思います。きちんとご葬儀をして菩提寺の御住職や御縁のある僧侶から引導を渡されている魂ばかりではないということです。
ですから、お話に出てきた霊や未だ彼岸に渡れずにいる方々のためにも、会の終わりには参加者全員で仏様のお導きを授かるべく、御回向のお参りをさせていただきたいと思っています。
生きとし生けるものは、必ず死を迎えます。皆平等に旅立つ日は訪れます。
このような話を通して仏様の有難さ、祈ることの大切さを感じて、ご供養することの重要さを知っていただけたらと思います。