2013年1月21日月曜日

節分会

先週14日に降った大雪。1週間経ってもあちらこちらに残っています。気温が低いということでしょうか。寒さが厳しく、乾燥しているせいか風邪やインフルエンザを患う方が多いと聞きます。
私も手洗い・うがいをしっかりして、十分に気をつけなければ・・・。

さて、2月3日は節分です。新暦では既に年が明けましたが、旧暦では節分を境に年が明けます。

節分は元来、季節を分けるとの意があり、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していましたが、江戸時代以降は特に立春の前日を節分と呼ぶようになったそうです。

昔から、季節の変わり目には邪鬼が生じるとされ、豆を撒いて鬼を追う儀式が行われてきました。この儀式は追儺(ついな)という宮中行事の1つで、豆=魔滅とされ、鬼に豆をぶつけ追い払うことにより魔滅に通じるといわれています。また、柊の小枝に鰯の頭を刺し戸口に挿す風習は近代といわれ、これも魔除けとされています。

旧暦の上では、2月4日の立春は旧正月、そして2月3日は旧大晦日となります。仏教では新しい1年の国家安泰・世界平和・無病息災・家内安全・所願成就などの諸祈願をする節分会を執り行います。1年365日の1日につき般若心経1巻読誦、つまり、1年間分の祈願として365巻読経致します。しかし、365日分365巻を1日で、御参拝いただいた皆様と読経するのはなかなか難しい・・・そこで、天照院では365日を御参拝いただいた方の人数で割り、各々の読経数を決めます。そして、1人あたりの読経の巻数分を全員であげ、1人1人が自分の数分読経したこととし、総読経数が365巻となるお参りの法式で、節分会をさせていただきます。
本当の意味で、年が明けます。皆様、是非、お参り下さい。

天照院の節分会は天照院本堂にて 
平成25年2月3日(日) 15:00~ 奉修致します。
               
法会に伴い、天照院では各々の1年間の願意成就を祈り、御守をおつくりしています。
天照院御本尊様をはじめ、ご縁ある仏様の梵字と祈願主(御守を持たれる方)個人の氏名・生年月日・祈願意を手書きし、一体一体を御宝前にて祈願致します。
(※ご希望の方は、天照院まで、ご連絡下さい。)



夕日が美しかったので撮影してみました。太陽が幾つも並んでいるようで不思議な夕日でした。




0 件のコメント:

コメントを投稿